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@陰茎保形物手術

陰茎海綿体の中に保形物を挿入して勃起状態をつくることをいい、手術を受けても射精感覚や機能には変化がありません。

陰茎保形物は機器の機能や構成によって半傾式屈曲型、ワンピース ( one piece)一体型、水圧式スリーピース(three piece)に区分されます。屈曲型は性行為や小便の時に自由に曲げることが出来ますが、普段でも若干の勃起状態になっています。膨張型は中に水嚢があるので水圧によって自然な状態と同じように勃起と弛緩を調節することが出来ますが、屈曲型より値段が高いです。保形物の種類は沢山ありますが、初期の陰茎保形物に比べて新しく改善された製品は自然勃起と殆ど区別が付かない程発展し、その機能もますます向上しています。即ち、初期の半傾式屈曲型である‘メリオブル’型に比べ、最近開発された‘スリーピース(three piece)’型の陰茎保形物は自然勃起型に似ているので人工勃起であるのか、自然勃起であるのか区別が難しいくらいです。従って現在は90%以上の患者が‘スリーピース(three piece)’型で手術を受けています。

陰茎保形物挿入術はとても安全で合併症が殆どない満足度も90%に至る全ての勃起不全に適応している一番確実な勃起不全治療法です。 保形物自体に欠陥が発生した時は再手術を受けなければならない欠点がありますが、機械の欠陥による再手術は5年に3%未満に過ぎません。また、永久的に使えるので患者の年齢、好み、陰茎の状態、経済状況、身体条件等を考慮した上、泌尿器科で十分相談した後、受けなければなりません。



・屈曲型(曲げたり伸ばしたりできる保形物)



屈曲型は普段は曲げた状態で人に目立たないように隠しておき、使う時だけ真っ直ぐ伸ばして勃起状態にすることが出来ます。屈曲型は手術しやすくて局所麻酔だけで手術が可能なので手術の当日、退院出来ます。


・自家(self)膨張型(貯蔵嚢を持っている保形物)



自家膨張型は貯蔵嚢、シリンダー、ポンプの3つの部分が1つの保形物の中に入っています。手術しやすくて局所麻酔で手術できるし、当日退院出来ます。亀頭の裏にあるポンプを押すとシリンダーが膨張し、勃起するようになります。 そして、ペニスを約10秒間90度角度へに曲げるとバルブが開き、シリンダーの中にある液体が貯蔵嚢へ戻って再び弛緩されます。


・スリーピース(three piece)膨張型(膨張、収縮型の保形物)




73年アメリカのスコット(Scott)博士によって初めて紹介されたもので勃起柱に別々に1つずつのシリンダーを置いて小さいポンプを陰嚢に設置し、恥骨の裏の下腹に60−100ccの液体が入っている貯蔵嚢を埋めます。

陰嚢の中の小さいポンプを何回か押すと貯蔵嚢にある液体が勃起柱の中にあるシリンダーへ移動して勃起できるようになり、性行為が終わった後ポンプの下の部分を軽く押すと勃起柱の中の液体が再び貯蔵嚢に移動し、ペニスが弛緩されます。

スリーピース(three piece)膨張型保形物は現存の保形物の中で一番自然勃起と似ていて陰茎保形物のテキストのような標準型だと言われているので、現在は90%以上がスリーピース(three piece)膨張型で手術を行っています。また、一番信頼が高く、患者の満足度や陰茎の強直度、陰茎周りの増大、勃起状態の自然さ等も保形物の中で一番優れているので手術の1年後には患者がとても満足されます。

 
 
 
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